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報告書 つくば市 | つくば市放射線対策実施報告書

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(1)

調整池

平成 線量率 とから

○調整池 調査 ベルトを 水が

従来 きない への

所在地

高見原 高見原 高見原 自由ヶ

○調整池 最 住民 して

マイクロシーベルトまで 調整池モニタリング

平成 23 年 10 線量率が毎時 1 とから,市内の

調整池の空間放射線量率調査 調査の結果,

ベルトを超えるマイクロホットスポット が浸透し,放射性物質

従来,調整池 ない。周囲より への影響は極めて

所在地

高見原 1 丁目 高見原 1 丁目 高見原 3 丁目

ヶ丘

調整池の線量低減化 最も線量の高 住民の不安解消 して砂(土のう

マイクロシーベルトまで モニタリング

10 月,つくば

1 マイクロシーベルトを の 29 調整池にて

空間放射線量率調査 ,4調整池にて

えるマイクロホットスポット 放射性物質を

調整池は鍵付きのフェンスで より線量の高

めて少ないものの

空間放射線量率 最大値(池内

2.34 1.21 1.14 2.06

線量低減化対策 高かった高見原 不安解消のため,平成

のう袋に封入)で マイクロシーベルトまで低下

つくば市高見原 1 マイクロシーベルトを

にて空間放射線量率

空間放射線量率調査

にて地上1メートルの えるマイクロホットスポット

を含む土が累積 きのフェンスで

高い箇所は, ないものの,さらなる

空間放射線量率(毎時 池内) 最小値

高見原 1 丁目の 平成 23 年 12

で覆い,空間放射線量率 低下した。

1 丁目の調整池

マイクロシーベルトを超えるマイクロホットスポット 空間放射線量率の測定

メートルの高 えるマイクロホットスポットが確認された

累積されたものと きのフェンスで囲われ,立入禁止

,調整池の中 さらなる立入禁止措置

毎時マイクロシーベルト 最小値(池内)

0.540 0.313 0.452 0.643

の調整池について 12 月 15 日,早急 空間放射線量率

※ヨウ素 131

調整池にて,地上 マイクロホットスポット

測定を実施した

高さで空間放射線量率 された。これは されたものと考えられる

立入禁止となっていることから 中で局所的な

立入禁止措置を徹底 【測定機器 マイクロシーベルト)

隣接道路( 0.312 0.297 0.274 0.272

について,近隣 早急な対策と 空間放射線量率が毎時 0.35

131 はモニタリング

地上 1 メートルの マイクロホットスポットが

した。

空間放射線量率が これは,雨水とともに えられる。

となっていることから な部分のみであることから 徹底した。

測定機器:HORIBA )

(池外)

0.312 平成

0.297 平成

0.274 平成

0.272 平成

近隣 と 0.35

はモニタリング開始当初から

メートルの高さで が確認された

が毎時1マイクロシー とともに流れ

となっていることから人が のみであることから

HORIBA PA-1000

測定日

平成23年10月 平成23年11月 平成23年11月 平成23年11月

から不検出。

さで空間放射 された。このこ

マイクロシー れ込んだ泥

が出入りで のみであることから,周囲

Radi】

(2)

(4)産業技術総合研究所との実証試験

これまで公共施設の市内定置点における空間放射線量率測定など,地点ごとの空間放射線量率 は測定してきたが,日常生活において実際にどの程度被ばくするのかというデータはなかった。 (独)産業技術総合研究所が開発中の小型放射線積算線量計を使用した実証試験をすることで, 実際の生活環境における積算被ばく線量の目安を知ることができた。

○実証試験概要

生活環境における放射線積算量(線量当量)を把握するため,小型放射線積算線量計とガ ラスバッジをポケットやカバンなどに入れて携帯し,日常生活における被ばく線量を測定す る。実証試験は公募により市民に線量計を携帯してもらうよう協力を得た。また,小中学校 の教職員に協力を得て,先行試験も実施した。

[先行試験]

日程:平成 24 年 9 月 4 日~10 月 3 日 対象:小中学校教職員,市職員(47 名) [本試験]

日程:平成 24 年 10 月 21 日~11 月 20 日 対象:参加応募した市民(183 名)

機器は約1 か月間経過した段階で回収。1か月の実測値から年間総被ばく線量に換算し, 自然放射線量を引いて年間追加被ばく線量を算出する。なお,自然放射線量の値は,つくば 市の平均的な自然放射線量である年間 0.61 ミリシーベルトとした。

○実証試験結果

※人数は,先行試験と本試験の合計

※生活環境などにより,総被ばく線量が平均的な自然放射線量以下の場合には,追加被ばく線量は マイナス(-)に表示される。

この実証試験に参加した 230 人について,年間追加被ばく線量の値は,放射性物質汚染対 処特措法基本方針の長期的な目標である追加被ばく線量「年間 1 ミリシーベルト」を大幅に 下回ることが確認された。

年間追加被ばく線量 (ミリシーベルト/年)

人数 (人) -0.20 ~ -0.11 20 -0.10 ~ -0.01 108 0.00 ~ 0.09 77 0.10 ~ 0.19 20 0.20 ~ 0.29 5

計 230

小型放射線積算線量計(上) ガラスバッジ(下) 写真提供:産業技術総合研究所

1

総 被ば く 線量 - 自 然 放 射 線 量 = 追 加 被 ば く 線 量

(3)
(4)

(1)つくば市の放射線に関する基本的な対応方針の策定

平成 23 年 7 月,市内において文部科学省が示した「土壌に関する線量低減策が効果的となる校 庭・園庭の空間線量率」の目安となる毎時1マイクロシーベルトを超えた測定地点はなく,直ち に除染措置などの対策が必要でないものの,市民の放射線に対する不安の払拭を目的として,基 本的な対応方針を定めた。

なお,平成 23 年 12 月 28 日,特措法により市が汚染状況重点調査地域に指定され,つくば市除 染実施計画が策定された後,除染措置に関しては,同計画に沿って実施されることとなった。

(2)つくば市放射線対策懇話会

平成 23 年7月 22 日,放射線対策は専門的な知見を有することから,市の施策について助言を 得るため,大学及び研究機関の市内 5 機関に放射線に関する専門家の派遣を依頼し,つくば市放 射線対策懇話会を設置した。

懇話会から,市の実情に応じた課題の解決などに関して助言をもらうことにより,的確な放射線 対策を実施できるよう体制を整えることができた。

○専門委員派遣5機関

大学及び研究機関名 専門委員

独立行政法人 産業技術総合研究所 齋藤 則生

独立行政法人 国立環境研究所 土井 妙子

大学共同利用機関法人

高エネルギー加速器研究機構

伴 秀一

国立大学法人 筑波大学 松本 宏

独立行政法人 物質・材料研究機構 (平成 23 年 10 月 31 日から委員委嘱)

細矢 雄司 【放射線に関する基本的な対応方針要旨】

・毎月2回,公共施設の空間放射線量率の測定を行い,結果を公表すること。

・公共施設の空間放射線量率の測定において,地上1メートルの高さで毎時 1 マイクロシーベ ルトを超える場合,除染措置の検討をすること。

・市民の放射線に対する不安払拭のため,専門家による放射線の情報発信を行うこと。

・「つくば市放射線対策懇話会」を設置し,専門家の意見を参考にしながら放射線に関し適切な 対応をすること。

・農作物や飲料水などに関する情報の収集に努め,食の安全確保を図るとともに,放射性物質の 調査を実施すること。

・焼却灰について,市独自に放射性物質の調査を実施し,監視を続けること。 ・市に放射線対策室を設置すること。

(5)

○これまでに開催された懇話会

つくば市放射線対策懇話会は,これまでに4回開催され,市の放射線対策について助言・ 提案などが出された。

なお,このつくば市放射線対策懇話会は,市の会議公開制度に基づき,一般の傍聴ができ るとともに,議事録についても市のホームページで公開されている。

開催日時 内容・議題

平成23年7月22日

内部被ばく問題,公共用地以外への対応,線量計の貸出し, α線やβ線の測定の必要性,バックグラウンドについて 平成23年11月11日

食品の放射能測定及び学校給食における食材の基準について,調 整池の放射線対策について

平成24年3月16日 つくば市除染実施計画(素案)について

平成25年10月4日

これまでの放射線対策の実施状況及び除染実施計画の達成状況に ついて,今後の放射線対策について

その他,市で開催した放射線に関する講演会における講師や市民向けの放射線に関する情 報冊子などの監修にも協力を得ている。

(3)自主的除染支援事業

平成23 年 8 月以降,学校・幼稚園・保育所・公園などの公共施設において,教職員や保護 者,地域住民などによる自主的な除染活動に対し,資機材等の支援を実施している。

○自主的除染支援事業における資機材等の支給・貸出し実績

※このほか,除染によって生じた刈草や土壌の埋設用に,重機の手配なども行っている。

施設 参加人数 マスク 軍手 土のう袋 ブルーシート 一輪車 アルミ 製地板

スコップ 高圧 洗浄機

23年

小学校 22校 1,041 703 823 1,326 40 0 7 4 6

中学校 6校 409 230 316 308 10 0 0 0 0

保育所 9所 205 235 235 652 16 19 35 57 8

幼稚園 7園 104 268 128 319 12 1 4 10 2

公園 1施設 7 7 7 0 1 0 0 0 0

小 計 1,766 1,443 1,509 2,605 79 20 46 71 16

24

小学校 9校 401 210 210 344 12 8 0 10 8

中学校 1校 10 0 20 200 5 0 0 0 0

自治会 1団体 160 160 30 30 3 0 0 10 0

小 計 571 370 260 574 20 8 0 20 8

平成25年度(12月末時点) 小学校 8校

200 180 180 70 1 0 0 0 6

(6)

(4)放射線量測定器

市民が 計の貸出

○貸出 平成 射線量計

当初 てもらうため は当初

平成 平成 う,

○利用者数 平成 平成 平

○貸出 貸出 を超 成25 人前後

(5)放射線

放射線 ため,専門家

○平成 福島 が錯綜 護者 への

この 中学校地区

さらに 放射線

放射線量測定器

が,自宅の庭 貸出しを無料で

貸出し概要 平成23 年12 射線量計貸出し 当初は多数の てもらうため,

当初から 1 日単位 平成 24 年 4 平成 24 年 6 月

,5 台の放射線量計

利用者数 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度

貸出し状況の推移 貸出し開始当初 超えていたが

25年12月末時点 前後となっている

放射線に関する

放射線による身体 専門家を招き

平成 23 年度開催

福島第一原子力発電所事故 錯綜する中,

護者を対象に, への影響などの

この講演会は 中学校地区ごとに

さらに,同年 放射線に関する

放射線量測定器の貸出し

庭など身近な で行っている

12月,個人向 しを開始した の希望者があり ,1回につき 日単位)

4 月からは, 月からは茎崎窓口 放射線量計を追加

年度(平成 23 年 12 年度(平成 24 年 4 年度(平成 25 年 4

推移

開始当初の利用者数 えていたが,その後減少

末時点)は, となっている。

する講演会

身体への影響など き,「放射線

年度開催の講演会 原子力発電所事故

,平成 23 年 ,専門家による などの講演会を開催

は,子をもつ ごとに 13 会場 同年 11 月には,

する講演を実施

な場所の空間 っている。

個人向けに10台 した。

があり,できる につき半日のみの

,半日のみの 茎崎窓口センターでも

追加配置した

12 月~平成 24 4 月~平成 25 4 月~平成 25 年

利用者数は,月 400 減少し,現在

,月10人から

などについて 放射線に関する講演会

講演会

原子力発電所事故以降,放射線 年 10 月,子どもへの による放射線に

開催した。 をもつ多くの保護者人

会場を設けた。 ,保護者を含 実施し,計 14

空間放射線量率

台,自治会向

できる限り多くの のみの貸出しとした

のみの貸出しを1 センターでも貸出

した。

24 年 3 月)延べ 25 年 3 月)延べ 年 12 月)延べ

400 人 現在(平 から15

について,わかりやすい 講演会」を開催

放射線に関して どもへの影響 に関する基本

保護者人が参加 。

含めた一般の 14 回の講演会

率を把握できるよう

自治会向けに2台の

くの市民に利用 とした。(自治会

1日単位とし 貸出しができるよ

べ 1,422 人 べ 622 人 べ 137 人

わかりやすい解説により 開催した。

して様々な情報 影響を心配する 基本的な知識,人体

参加しやすいよう

の市民向けにも 講演会に約 2,600

貸出 できるよう,市

の放

利用し 自治会

とし, ができるよ

により市民に

情報 する保 人体

しやすいよう,

けにも

2,600 人の市民が 保護者向

貸出し用放射線量計 堀場製作所製 PA-1000 Radi 市が所有する

に理解を深めてもらう

が参加した。 保護者向け講演会

用放射線量計 堀場製作所製

1000 Radi

する放射線量

めてもらう

(7)

学校区 開 催 日 会 場 講 師

茎崎中学校区 平成23年10月10日 ふれあいプラザ 松本 宏 筑波大学教授 アイソトープ総合センター長

高崎中学校区 平成23年10月11日 高崎中学校体育館 松本 宏 筑波大学教授 アイソトープ総合センター長 谷田部中学校区 平成23年10月12日 谷田部中学校体育館 田内 広 茨城大学理学部教授

竹園東中学校, 吾妻中学校区

平成23年10月15日 つくばカピオ

宇佐美 徳子 高エネルギー加速器研究機構 講師 三谷 啓志 東京大学大学院教授

手代木中学校区 平成23年10月17日 手代木中学校体育館 古川 純 筑波大学助教 アイソトープ総合センター 並木中学校区 平成23年10月19日 並木中学校体育館 田内 広 茨城大学理学部教授

桜中学校区 平成23年10月20日 桜総合体育館 田内 広 茨城大学理学部教授

谷田部東中学校区 平成23年10月21日 谷田部東中学校体育館 佐藤 斉 茨城県立医療大准教授 筑波東中学校,

筑波西中学校区

平成23年10月24日 市民ホールつくばね

伴 秀一 高エネルギー加速器研究機構教授 放射線科学センター長

高山中学校区 平成23年10月25日 高山中学校体育館 古川 純 筑波大学助教 アイソトープ総合センター 豊里中学校区 平成23年10月26日 豊里中学校体育館 松本 宏 筑波大学教授 アイソトープ総合センター長 大穂中学校区 平成23年10月27日 大穂中学校体育館 田内 広 茨城大学理学部教授

全学区 平成23年10月29日 つくば市役所会議室 古川 純 筑波大学助教 アイソトープ総合センター 市民対象講演会 平成23年11月20日 つくば市役所会議室 松本 宏 筑波大学教授 アイソトープ総合センター長

※講師の役職は,講演会当時のもの。

○平成 24 年度開催の講演会

平成 24 年度は,市における放射線の状況や除染のしくみ,身 体への影響などに関する講演会と,農作物や水産物といった食 品の状況などに関する講演会を開催し,合計 120 名の市民が参 加した。

会 場 開 催 日 講 師 演 題

ふれあいプラザ 平成24年10月14日

細矢 雄司

物質・材料研究機構研究員

放射線の健康影響と除染について

つくば市役所会議室 平成25年2月2日

田内 広

茨城大学理学部教授

食品の汚染状況とその健康影響をどう 考えるか

○平成 25 年度開催の講演会(平成 26 年 1 月開催)

平成 25 年度は,安心して家庭菜園を行えるよう,食品に関する講演会を実施する。

会 場 開 催 日 講 師 演 題

つくば市役所会議室 平成26年1月26日

田上 恵子

放射線医学総合研究所 主任研究員

安心して家庭菜園を楽しむために

-放射性物質の影響をどう考えるか-(6)小冊子「暮らしと放射線」の作成・配付

平成 24 年 3 月,市民への放射線に関する正しい知識の普及を図るとともに, 市の放射線対策の概要をまとめ,放射性物質に対する不安払拭を目的とした 小冊子「暮らしと放射線~放射線と上手に付き合うために~」を作成し,市

(8)

(7)国及び東京電力(株)への要望及び損害賠償請求

ア 国及び東京電力(株)に対して行った要望

○市による東京電力(株)への要望(平成 23 年 9 月 15 日)

東京電力(株)に対し,福島第一原発事故に関してつくば市が負担する対策費用及び産業 損害の完全賠償並びに情報開示と自治体との連携について,要望書を提出した。

○茨城県市長会を通じての環境省・東京電力(株)への要望(平成 23 年 11 月 17 日)

環境省及び東京電力(株)に対し,地域住民の安全・安心の確保,国の実施する放射線対策 等への全面的協力,放射線に対する統一的でわかりやすい安全基準の策定,国の放射線対策 等に東京電力(株)が全面協力すること等,12 項目にわたる要望書を提出した。

○茨城県市長会を通じての復興庁への要望(平成 25 年 2 月 28 日)

復興庁に対し,原発事故子ども・被災者支援法に基づく支援対象地域の指定を求める要望 書を提出した。

○茨城県市長会を通じての「被災者生活支援等施策の推進に関する基本的な方針(案)」に対 するパブリックコメントに意見提出(平成 25 年 9 月 13 日)

復興庁に対し,「被災者生活支援等施策の推進に関する基本的な方針(案)」支援対象地 域や健康調査,食の安全・安心確保について意見書を提出した。

イ 東京電力(株)への損害賠償請求

福島原発事故に起因して市が被った損害及びこれまでに市が放射線対策に要した費用等につ いて,東京電力(株)に対し,平成 23 年 12 月 22 日の第1回損害賠償請求以降,計 4 回の損害 賠償請求を実施している。[平成 25 年 12 月末 現在]

・第 1 回請求(平成 23 年 12 月 22 日) 請求金額 10,167,358 円 放射線測定器等購入費,放射性物質検査委託費,

除染作業関係費,観光収入減少分など

・第 2 回請求(平成 24 年 8 月 2 日) 請求金額 9,545,171 円 放射性物質検査委託費,風評被害払拭イベント経費,

観光収入減少分など

・第 3 回請求(平成 24 年 11 月 29 日) 請求金額 4,218,946 円

放射性物質検査委託費など

・第 4 回請求(平成 25 年 8 月 2 日) 請求金額 31,598,036 円 放射性物質検査費用,

ゲルマニウム半導体検出器に関する費用など

(9)
(10)

(1)市内全域の空間放射線量率

平成23年12月,特措法による汚染状況調査地域の指定

を受けたことにより,市内全域の汚染状況調査を実施した。(

平成23年12月26日~平成24年2月10日)

調査の結果,毎時0.23マイクロシーベルト以上となった区

域は,市全域の約2%(約6平方キロメートル)ほどであった。

この区域は『つくば市除染実施計画』の中で「除染実施区

域」と定められ,除染措置の対象となった。

第1回調査の約1年後,市内全域の放射線量の

推移を確認するため,第2回汚染状況調査を実施

した。(平成24年12月3日~平成25年1月18日)

調査の結果,全体的に線量が下降していること

が確認され,第1回調査で毎時0.23マイクロシー

ベルト以上となった区域については,全てそれを

(11)

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(12)

(2)つくば市除染実施計画の達成

第3回汚染状況調査(平成25年9月2日から9月18日)の結果により,現在,市域において追加被ば く線量年間1ミリシーベルトを超える区域は存在せず,除染実施計画に掲げた目標は達成したも のと考える。

つくば市除染実施計画(第二版)

P.4-抜粋-○除染措置完了市町村

環境省は,除染等の措置が完了し,市域の年間追加 被ばく線量が低減した状況にあっても,埋設保管土壌 の処分 が済 んでい ない 限り汚 染状 況重点 調査 地域 の 指定解除は認められないとの見解を示している。

しかしながら,環境省は,除染実施計画に予定され ていた除染等の措置が完了したことが確認できた市 町村を「除染措置完了市町村」として指定することと している。これに指定され,広報・周知をされること により,風評被害の軽減などが期待できる。

市では,市除染実施計画に掲げた除染作業の完了と,「年間追加被ばく線量1ミリシーベ ルト以下(面的に毎時 0.23 マイクロシーベルト未満)」の目標達成に伴い,平成 26 年 2 月 14 日,環境省から「除染措置完了市町村」の認定を受けた。

(3)放射線対策に係る継続事業

つくば市除染実施計画の完了後についても,市は市民の安全・安心確保のため,放射線に関す る事業を継続する。

○空間放射線量率の定置点測定

定置点測定は,これまでどおり継続して実施する。

除染実施区域の小中学校・保育所・公園を 2 か月に 1 回,除染実施区域外の小学校を 6 か 月に 1 回定置点測定を行い,市のホームページで結果を公表する。

ただし,何らかの災害等により市及び近隣市町村に設置されているモニタリングポストの 数値や,市内研究機関で測定している数値に大きな変動が確認された場合,随時,測定点・ 頻度の変更を検討する。

(1) 目標

平成25年8月末時点における市内の面的な空間放射線量率(地表1m高さでの値)が,特措法 基本方針の長期的な目標である「年間追加被ばく線量1ミリシーベルト以下(毎時0.23マイク ロシーベルト未満)」となることを目指しています。

しかしながら,つくば市は,独自に地表50cmの高さで「年間追加被ばく線量1ミリシーベル ト以下(毎時0.23マイクロシーベルト未満)」となることを目指します。

(13)

○除染事業

除染実施区域の内外に関わらず,子どもが多く利用する公共施設において,周辺より線量 が高いマイクロホットスポットが見つかった場合,これまでどおり線量低減化のための措置 を検討・実施する。

○健康影響調査費助成

平成 26 年度も事業を継続する。

○放射線量計の貸出し

平成 26 年度も事業を継続する。

○学校・保育所の給食食材の検査

平成 26 年度も,食品放射能検査システム・ゲルマニウム半導体検出器を利用し,学校及 び保育所に使用される給食食材の検査を実施する。

○その他モニタリング

公共施設の定置点測定や給食食材の検査の他に,空間放射線量率・放射能検査を今後も実 施し,市のホームページで検査結果を公表する。

モニタリング項目 内容

空間放射線量率の測定

除染土壌 埋設箇所

除染による除去土壌を埋設した箇所にて 測定(年 2 回)

高崎自然の森 高崎自然の森線量マップの更新(年 4 回)

調整池 空間放射線量率の測定(年 2 回)

放射能 検査

水道水

市浄水場の 地下水

浄水場 3 箇所における測定(年 4 回)

公共施設の 地下水

地下水利用している学校等(年 1 回)

土壌調査 市内数か所 市内の土壌調査(年 1 回)

クリーンセンター 焼却灰

主 灰

クリーンセンターで発生する焼却灰について放射 能測定(月 1 回)

飛 灰

検査内容 助成金額

甲状腺エコー検査 上限 3,000 円

参照

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